2015年5月30日土曜日

(続)プロゴルファーに多い首の痛み

人間のアゴの下に舌骨という不思議な骨があって、それと肩甲骨を繋ぐ肩甲舌骨筋という、「それ何で舌骨と肩甲骨を繋げる必要あんの?」という不思議な筋肉が最近気になって仕方ありません。きっと何か意味があるのでしょう。



さて、プロゴルファーって首の不調を訴える人が多いようです。



特にストレートネックだったり

アッパークロスシンドロームだったり


多い気がします。



中には去年それで長期休んだ女子プロもいますがTOS(胸郭出口症候群)で肩辺りにまで不調が出ることも。



多くのプロを含めゴルファーを見ていると、トレーニングをしっかりしている人ほどアドレスポスチャーが良いです。よりニュートラルに近い印象ですね。



普段から頭が前にいってませんか?
ゴルフはもちろん、ケータイ見てる時、テレビ見てる時、車を運転している時、ボーッとしてる時、、、



その状態だと頚椎の安定すべき所(下部頸椎)が安定しなくて、動くべき所(上部頸椎)が動かない状態になります。



目の動きも悪くなるので筋膜や回旋パターンに影響が出るかもしれません。



呼吸パターンも変化して、横隔膜が働かなくなり胸郭のバケツハンドルとポンプハンドルの動きが正常に起こらず、斜角筋や胸鎖乳突筋が常に緊張する状態に。



首と頭の境い目(後頭下)は硬くなりやすくて、アゴ下や喉の奥の筋肉(頚長筋、頭長筋、舌骨筋群)は弱くなりやすいです。



普段からアゴを引いて、耳と肩の距離をとる意識を持つ。(チンインしてネックパッキング、ショルダーパッキングしてjoint centrationを)



プランクなどの簡単なエクササイズでもどんなエクササイズ時も同様に。



特にプロゴルファーの場合は適切にエクササイズしていないと競技特異性が身体機能・耐性の許容範囲を超してしまう(その事を僕はファンクショナルゾーンを超えると言っています)ので、プリハブ(障害予防)として競技特性を打ち消すようなエクササイズをどんどん入れていくべきだと思っています。



例えばアレとかアレとかですね。



競技特異性は大事ですが、行き過ぎた競技特異性は障害発生の原因になります。
お気を付けください!

いつも学習性無力感がそばにあった



ちょっと心理学の話を。



学習性無力感というのをご存知でしょうか??



〜学習性無力感とは〜
努力を重ねても望む結果が得られない経験・状況が続いた結果、何をしても無意味だと思うようになり、不快な状態を脱する努力を行わなくなること。米国の心理学者マーティン・セリグマンが1967年に発表した心理学理論。



やっても無駄。
言っても無駄。



そんな事を少しでも思っていることがあれば、それは学習性無力感かもしれません



一般的に集団の中で、無気力、やる気を感じない、ネガティブ、アツくない、そんなように見えるのは、だいたいこれなのかもしれませんね



殆どの人は経験があるのでは?



自分自身を振り返っても、何かに対して学習性無力感を感じていた経験はあります



今でもメチャクチャポジティブでアツくなる事もあれば嫌気がさしてやる気が起きない事もある



このやる気の無さは過去の経験から起こっているもの。



そう心理学的に分かると逆にやる気出ませんか?笑



原因が分かれば何とかなりそうじゃないですか



自分のこの苦しさって何とかなるのかも。やる気がなさそうで何も行動しない人も何とか出来るのかも。そう思えます。



それで、くすぶっていたモチベーションという火種がメラメラと燃えてくるわけです



トップアスリートだったり成功者と言われる人達は何度も学習性無力になってるはず



でも、それを乗り越えたからこそ成功しているのだと思います



自分自身との勝負とか言いますけど、これもその一つですね



世の中を見渡すと、ニートしかり、家庭、チーム、学校、職場に学習性無力感は蔓延しています



風通しが悪く雰囲気が重い。。。



そんなの好きな人いませんよね。絶対にイヤです。



なんでそんな風になってしまったのしょうか?



集団。チームビルディング。人と人が化学変化を起こすにはモチベーションが必要です



生きている限り誰しも火種は持っている



あとはそれに燃える材料と風をどうやって送ってあげるか



先日バーベキューしたんですよ。火を起こすにも効率ってのがあって。もちろんそれは科学的にも証明されている事で。いい位置にいい具合の風を送ると、どんどん火が強くなるんですよね。



それと一緒なのかなと。



僕はそんな風になりたい。

2015年5月29日金曜日

信念と覚悟を極めた男

経営素人の元選手が、なぜJクラブを生み出せたのか?


元サッカー日本代表の望月重良氏がゼロからSC相模原を作ったストーリーです



印象的なのは、、

「勝つ集団を作る」という信念を貫き自分で呼んだ人の肩を叩かなくてはならない事もあった。勝つ為には同情はいらない。友達ではなくなった人間も大勢いる。



す、すごいです。
やはり必要なのは信念と覚悟なんですね。



たぶんベンチャーのスタートアップってこんな感じなんだろうと。



なんでも大体最初は1人ですよね。
自分はこうするんだ!という信念から始まるわけですから。



そこからワンピースみたいに仲間が増えたり別れがあったりするけど船長の信念が揺らがなければ立派に航海できるのだと。



そうしないと結局後悔することに。。



やはり必要なのは信念と覚悟なんですよ。



「勝つことに徹する」というのはトップアスリートだった望月氏にとって当たり前のことだったのでしょう。経営者がアスリートをスポンサードするのもそういう部分にシンパシーを感じるからかもしれません。



自分がなぜスポーツが好きで、トレーナーという仕事が好きなのか。たぶんアスリートへの憧れがあるのだと。勝つことに徹する信念と覚悟を持つアスリートのようになりたい。またはサポートしたい。そんな気持ちがあるのかもしれません。



最近、妻と話していて出た結論が「やっぱり人間て痛い目に合わないと変わらないよね〜」



グサグサきます。



でもその先に待っているのは進化なのです!!



~~~~~
最後にエザワレコメンド。
振り返ると今の自分に影響を与えているのがコレ

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まず表紙がカッコイイ(笑)七人の侍ですから。中身も七人の侍を例えにしていて読み物としても面白いです。これからチームを作ろうとかチーム作りに苦労している若者は読むべし。


合わせて読んでおきたいのが同著者の武器シリーズですね。これらも決断と交渉を繰り返した20代後半にかなり影響されました。ぜひぜひ。

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2015年5月26日火曜日

女子ツアー、韓国人選手が強い理由

ウェブ スポルティーバ
女子ツアー、韓国人選手が強い理由
http://sportiva.shueisha.co.jp/smart/clm/golf/2015/05/26/post_167/


この記事に書かれていることは結構的確だと思います。


ぼくは今年、記事内にも出てくる韓国人選手とずーっと一緒にいて彼女の故郷に行ったり色々見たり聞いたりして、強さの秘密を知っている数少ない日本人です。(日本人に見えないけど純日本人ねワタシ)


記事では韓国人選手が強い理由を競争社会、体の強さ、育成システムとしててそれにプラスして僕が見てきて思うのは、そもそもクラブを扱う技術が違う。ここに関しては専門家ではないけど色んな選手を見たり色んなコーチとかに話を聞いても何となくそんな気がします。


まああれだけ技術力が違うって事はきっとそうなんだと思います。


あと練習内容や方法も違う。やっぱり日本人を見てると、運動学習的にブロック練習みたいのが多いけど彼女達は知ってか知らずか分からないけどランダム練習をしている事が圧倒的に多い。タイキくんから運動学習を学んで、そのあと自分でも4冊くらい運動学習の書籍で勉強したんですけど、科学的に練習したほうが断然効率が良いんです。
真面目にやってれば上手くなるってもんじゃないんですね。。もっと早く知りたかったけど_| ̄|○


細かい事を言えばもっとあるのですが知りたい方は僕に直接聞いて下さい。おもしろエピソードも聞けますよ!


ただただ、もっと上手くて強い日本人選手が出てきて欲しいっす。
トレーナーとしてはそんな選手育成に関わりたい気持ちが強くなりました。

プロゴルファーに多い首の痛み

プロゴルファーって女子も男子もかなりの確率で首の不調を訴える印象です。


ざっと見ていてもストレートネックぎみだったり胸郭や呼吸パターンに問題がありそうな感じです。(あと個人的には最近は眼球運動も見るようにしてます)


よく、肩甲骨が硬いねとか言ってる人や言われてる人がいますが、たぶん触ったり動かしたりして肩甲骨周辺の筋肉や動きが硬いように見えるからそう言ってるのかもしれませんが、肩甲骨が硬い(硬そうに見える)のは結果であって原因ではないパターンが殆どです。


肩甲骨周辺を動かしたりほぐしたりすると、あっ楽になった!治った!って感覚になると思いますが、たぶんその場合って暫くするとまた同じ問題が起こり始めます。


って事は肩甲骨の硬さが根本原因ではないのは明らかですよね^ ^


ほぐしたり伸ばしたりするのは全然良いのですが、ただそれで一時的に良くなった気がするのは勘違い!とまで毒を吐くつもりはありませんが、その場しのぎの行為になりがちです。(現場では、その場をしのぐ事も大事ですよ。要はその使い方です)


でも、多くの真面目のトレーナーは選手やクライアントにはその場しのぎを繰り返して欲しくない、根本を改善して欲しい!と思うものですし、やはり自分の価値観としてそれが正常な気がします。


対症療法か根本治療か


治療家の方々もトレーナーもその狭間でもがいている人が多いのも事実。


その場しのぎを繰り返すのか、根本改善をしていくのか何だか経営とかも同じな感じですよね^ ^


どちらが、より良いかは分かると思うのですが。。。


次回は具体的にストレートネックってどんな状態かとかトレーナー的な内容にしますね!最近、色んな思いが溢れ出てしまってるので。。

ちょっとした事で変わる価値と満足度

今朝、奥さんが教えてくれたジップロックのピロっと出てる部分


最近このような仕様になったらしく、すごく使いやすいと喜んでました



このジップのちょっとはみ出た部分(あ、中身は息子の離乳食のおろし人参です)


これが有るか無いかで全然開けやすさが違うみたいです。


あと、自分が最近すごく驚いて感動したのが「ビヒダスヨーグルトのフタ」


写真ないんですけど、通常ヨーグルトを開けるとフタに付いてますよね。
それが無いんですよ!
キレイなんですよ!


これはヨーグルト界の革命だ!と思いましたね


舐めたくもないフタを舐めなくて済みますから^ ^


まぁちょっとした事なんですけど、使う側としてはありがたい変更点ですよね。自分の中での価値が上がって少し高くても買ってしまいます


たぶんそんな事しなくてもそれなりに売れていたはずですが、時代のニーズが「より良いもの」を求めるようになってきて、メーカー側もそれに応えるように、自分達の意識や着眼点を変えて「少しでもより良くしていこう」という努力があるんですよね。


そーいうのが見えるってのも価値になってファンになり、暫くリピートし続けるのだと思います。


ほんと、ちょっとした「より良く」が価値を上げて満足度を上げる良い例だと思いました。


僕らも常に
お客様にとって、より良くなるにはどうしたらいいか?
自分達がより良くなるにはどうしたらいいか?
業界や世の中がより良くなるにはどうしたらいいか?


そんな視点を強化して毎日0.1%でも成長していけるように考えて行動したいですね!


2015年5月22日金曜日

マジ!で考えるゴルフ業界発展のヒント




リクルートライフスタイルが手掛ける「ゴルマジ!20」というプロジェクトをご存知でしょうか?


簡単に言うと、20歳の人はゴルフ場・ゴルフ練習場のプレー代が0円になりますよ~


しかも、今シーズン中ずっと!


というハタチに人にとってオイシイ企画なんです。このゴルマジ!は去年からスタートし、今年も5月20日から2期目がスタートしました。


全国350以上の施設で20歳ゴルフ無料に!『ゴルマジ!20』2期目を5月20日にスタート




リクルートの人達って本当に凄くて、以前から仲良くさせてもらっている方がいるのですが、その働きぶりや考え方はただただ驚くばかりです。そんな事もあってこのプロジェクトをプレスリリースする前からちょいちょい話を聞いたり聞かれたりして知っていました。


もともと、雪マジ19!という35万人の若者をスキー場に向かわせたプロジェクトが発端で、今ではマジ部!というスキー場、Jリーグ、ゴルフ、温泉、など様々な展開をしています。


詳しい背景とかはこちらをご覧頂ければ分かります↓



レジャー×若者×地域活性×フリーミアム×プラットフォームみたいなプロジェクトですよね。
仕掛け人の方のインタビューにも書いてますが、最初は業界や社内から猛烈な反対を受けそれでも成功したワケは、、、


莫大なデータから導き出した確かな根拠

中・長期的視点で業界活性をさせる戦略

そして一番大切なのは絶対に折れない情熱


ではないでしょうか。


これは2015年問題や2025年問題を抱える今後のゴルフ界も非常に参考になるものだと確信しています。


またスポーツビジネスを長期成立させる為にはこのように、業界や地域の発展に貢献していくスタンスを取り続ける事が重要です。


自分だけが良ければいい。


そんな考えはダメダメで、そんなんじゃ誰もハッピーになれません。


やっぱり皆で、広い視野と長期的視点でビジョンを共有して取り組む方が楽しいと思います!


とりあえず大人ゴルファーの方々には、ご子息や親せき、新入社員など身近にいるハタチの方にゴルマジ!を利用してもらってゴルフを一緒に楽しんだりして魅力を伝えていって欲しいなと思います。


売り手よし、買い手よし、世間よし、の精神で取り組みましょう♪



最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるでもない。
唯一生き残るのは、変化できる者である。
~チャールズ・ダーウィン~




~~追記~~
昨日はヨネックスゴルフのプロ担当とクラブ開発の方と食事に行ってきました。
面白い話も沢山聞けて本当に楽しいひと時でした。二人に出会えたことはまさに宝物!そんな感じです。


では今日も楽しい一日をお過ごし下さい!


2015年5月20日水曜日

結果にコミットするなんて当たり前

ライザップの勢いがスゴイ!


最近ではあのインパクトのあるCMを見ない日はありませんよね?


ライザップは元々、健康食品や美容器具などの販売をしていた会社が手掛けていて、ここ1,2年で「結果にコミットする(必ず結果を出しますよ)」というフレーズで2か月で約30万円の短期集中型ダイエットジムでグイグイきてます。


似たような業態のジムはありましたが運営されている会社に力があるのと、マーケティングの妙で業界の勢力図を塗り替えてしまいましたね。


ぶっちゃけ最初は「長く続かねーんじゃない?」とか思ってましたが、短期集中ダイエットだけでなく、医療やカフェと切り口を変えて非常にうまくやってる印象でスゲーなと思います。


そのライザップとゴルフの関わりですが、


少し前にこんなニュースが!


「RAIZAP KBCオーガスタの冠スポンサーに」
http://news.golfdigest.co.jp/news/jgto/article/55917/1/

これスゴイ事ですよ。ゴルフトーナメントの冠スポンサーになるって相当の資金がないと出来ないです。たぶん同じ業界の大手(コナミ、ティップネス、セントラル)では出来ないのでは?


さらに、こんなニュースも、、、

「細マッチョ化の塚田好宣 スコアにもコミットする!?」
http://news.golfdigest.co.jp/news/jgto/article/57178/1/

プロゴルファーまでもライザップに通ってるという、、、
ご本人も言ってるようにリバウンドしないように・・・・(笑)


あと、マーク金井さんもこんな事を言っています。
2014/10/23の記事
「ゴルフスクール、ゴルフレッスンは将来どうなるか!?」
http://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=10581

2015/5/11の記事
「ゴルフはプライベートレッスンを受けた方が上手くなる本当の理由とは!?」
http://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=12371


かなり、ライザップとゴルフレッスンを比較されていますね。。。
これ本当にライザップ的なゴルフレッスンを提供するスタジオが出来たら面白いですよね。結果を出せない弱い所は必然的に淘汰されていきますし、その方が業界は活性化し成長するので。


ただ、ダイエットとゴルフは大分違うので。。。
あのダイエットはメチャクチャ簡単な事で、たった二か月の研修を受けた若いトレーナーがマニュアル通りに指導するだけで結果が出せるシステムなので。(話がずれそうなので、この話はストップ)


僕が言いたいのは、


結果にコミットする(必ず結果を出す)なんて当たり前なんです。


「教える、指導する」って仕事をしている以上、成果や結果を出すなんて当たり前じゃないですか。
出来ないなら辞めた方がいいです。たぶん、殆どのコーチやトレーナーは「いやいや、俺だって結果は出してるし、出せるし」なんて根拠のない自信を持っているはずです。


結果を出すことは大前提で何が大事かって


どう伝えるか、どう見せるか


って事でしょう。


いままでコーチやトレーナーは相対取引的なビジネスをしていたのが、今では供給側が増え、業態の多様化、インターネットの普及などによって市場化した訳です。


その中で消費者に選ばれなくてはいけません。選ばれ続けなくてはいけません。


結果を出す→その根拠やプロセスを見せる→選ばれる
これはライザップでの成功事例があるので間違いないでしょう


じゃあその先の、選ばれ続けるにはどうしたらいいでしょうか?


やはり「三方よし」の考え方が必要になってくるのではないでしょうか。
と僕は思っています。






~~~追記~~~

アメリカ帰りのゴルフコーチやトレーナーと話していると「日本のゴルフレッスン(ゴルフ界)って変だよね」「日本のスポーツ界って変だよね」って言う人が多いです。
アメリカでやっている事こそ正解だとは思いませんが、アメリカだけでなく諸外国や色んな人から学ぶ事は重要なことです。なのでもっとそーいう人たちの意見を聞いていくのはありなんじゃないですかね。その方がきっと楽しいですよ。


あの厚切りジェイソンも、日本のおかしい所をTwitterでバシバシ言ってます。(かなり面白いのでぜひフォローしてください!)


思考が凝り固まってしまったな。。と思ったらこの本がおススメ
全てのバイアス(思い込み)を捨てて、すなおな心で考えましょう!

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2015年5月18日月曜日

スポーツと社会貢献


先日、今シーズン初のプロ野球観戦をしてきました!

そのとき配られた冊子を見ていて僕が目に付いたのがこれ。

「あー、社会貢献ね。やっぱりこーいう事やってるのね」と。


スポーツと社会貢献


これ非常に相性が良いと思っています。


最近はどの企業もCSR(Coporate Social Responsibility)活動として、環境保護や社会貢献活動をしていますよね。


欧米スポーツ界ではチャリティーマッチだったり有名スポーツ選手が社会貢献活動をよくしているイメージがありましたが、最近では日本のスポーツチームやスポーツ選手、フィットネス企業も社会貢献活動を積極的に行っているのが目に付くようになってきました。


ただ、CSRは本業と別のところでやるので会社の業績に左右されてしまう所があり例えばある企業がCSRの一環としてスポーツチームや選手をサポートしていても業績が悪化すると切り捨てられてしまう事も多いかもしれません。


なので最近、社会起業家と言われる方々がいまして簡単に言うと社会貢献になるような商品やサービス、仕組みを本業にしてしまおう!って企業です。「世の中を良くしてビジネスを成立させる」的な。


一昨年くらいですか、そーいう方々の本とか沢山読み漁った時期があります。(社会起業家ってこんな人たちhttp://wired.jp/2013/03/11/definition-of-success/)


お気付きでしょうか?実は僕、社会貢献に非常に興味を持っている人でして、、


僕がやりたい事の一つがスポーツ、フィットネス界で近江商人の理念である「買い手よし、売り手より、世間よし」つまり「三方よし」を実現する事です。


そうじゃないとスポーツビジネスで長く食っていけないよってのが持論なので。


というか仕事をする上でこれ以上ハッピーな事ってありますか?


僕はスポーツ、フィットネス界では売り手に位置しますが売り手として理想なのが三方よしです。


そうでないと、自分を含め最近の(業界に入ってくる)若者の欲求を満たせないのでは?


専門学校で先生をやったりして思ったのは志しの高いアツイやつほど、仕事へ求める意義を、成長できるか?→誰かや世の中に貢献できるか?→それで心と物質的な報酬を得られるか?としている傾向があります。


少し話がずれたので話を戻しますが、スポーツ選手やスポーツ企業がCSRに取り組み社会的責任を果たすことは、イメージを高める、価値を高める、コミュニティの形成、関心を高める、収入を増やせるなど良いことだらけですので(自分だけでなくみんなにとって)どんどんやってアピールしましょう!


スポーツと社会貢献は相性が良い


間違いないです


上手くやれば素晴らしいコミュニティを形成し良い循環が生まれます


と言いながら自分はやりたくても出来ていない現状なので頑張ります!

2015年5月14日木曜日

本質を学ぶ!最近読んで面白かった本

最近、「実はEZAWAさんのブログ見てるんですよ」と何人かに言われてドキッとしました。


もっと中身のあることを書かないと、、、と思いつつ中々できない日々です。がんばります。


とりあえず、よく後輩とかから「どんな本読んでますか?」「おススメありますか?」と聞かれるので、最近読んだ本の中からEZAWA的にグッときた本を2つ紹介します。



1つ目!
「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
グレッグ・マキューン
かんき出版
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グッときた内容を一部紹介すると、、、

・戦略には選択とトレードオフがつきものだ。独自性を意図的に選びとるのである。
・羅列されているだけでは優先順位は分からない。
・みんなを優先するのは、誰も優先しないのと同じだ。
・過去の大きな失敗はすべて睡眠不足に起因している。

いやぁ、グサグサきますね。。。


エッセンシャル=本質的


情報、モノ、コト、ヒト、色んな物がありふれている今の世の中、これから求められるのは「本質」です。この本は「より少なく、しかしより良く」をテーマに書かれていて、このテーマは自分のトレーナーとしてのフィロソフィーと完全一致したのでグッときました。


例えば、フィットネス、パフォーマンスアップにおいて様々な考え方やアプローチ方法があります。勉強すればするほど、色んな事が見えるようになり、色んな事が出来るから、色んな事をやりがちです。でも実際にはそれでは上手くいかない事が多いです。


「より少なく、しかしより良く」フィットネスやパフォーマンスが向上するのはクライアントにとってもトレーナーにとってもこれ以上ないメリットです。


私は現場で選手やチームでウォーミングアップ指導をする際はとくにこの「より少なく、しかしより良く」を意識してプログラムを作ります。アップはやればやるほど良いと思いがちですが効率的で効果的なほうが良いに決まってますよね。


カラダという人間にとって最も本質的な部分にアプローチをするトレーナーにとって読んでおいて間違いない一冊です!





2つ目!
「マーケット感覚を身につけよう これから何が売れるのか?わかる人になる5つの方法」



内容紹介から引用、、、
プライシング能力を身につける、インセンティブシステムを理解する、市場に評価される方法を学ぶ、失敗と成功の関係を理解する、市場性の高い環境に身をおく。マーケット感覚を鍛え、「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法。

月間200万PVの超人気“社会派"ブロガー・ちきりん
2年ぶりの完全書下ろし! 

「論理思考」と対になるもう1つの力、「マーケット感覚」を解説する初めて本です。

いたる所で市場化が進み、不確実性が高まるこれからの社会では、
英語力や資格などの個別のスキルよりも、
「何を学ぶべきか?」「自分は何を売りにすべきか?」という
「本質的な価値」を見抜く、一段上のレベルの能力が必要になります。
その力を、本書では「マーケット感覚」と命名しています。

これは、別の言い方をすれば、
「社会の動きがこれからどうなるのか」
「今ヒットするのはどんなものか」
などがわかるアンテナやセンサーに当たるものであり、
「生きる力」「稼ぐ力」と呼ばれているものの核とも言える能力です。

マーケット感覚を身につけると、世の中の見方がガラッと変わります。

~~~~~~~


この本も「本質」について書かれていますね。。。


あくまでも理論ではなく感覚のお話で、これから必要なのはこーいうモノの見方をする事が必要ですよ、なぜならね。という内容です。


スポーツ指導に関わる人たち(トレーナー、コーチも)とアスリートは世の中が求めているものと、自分達に出来ることに対して、その価値に対して敏感になるべきです。


価値を上げていく為にはどうしたらいいか?追及していきましょう!


本質的で価値あるトレーナーになりたい方におススメの一冊です!

2015年5月13日水曜日

心を整える。

何だか上手く行かないな。。。
誰しもそんな時がありますね。

そんな時、自分は「ヤベェな。。」とか思わずに「まぁ何とかなるべ」と思っています。

決して無気力とかではなく、 受け入れて、やれる事をやる、準備をする、基本に立ち返ってみる。そして本を読むんだり誰かに会って扉を開くようにしています。


ヒマなので今夜は自宅でこんな本を読んでます。
たぶん一昨年くらいに買った本ですが目に付いたのでサラリと読み返し。

自分はオラオラガツガツ系で消耗が激しいのでときどき神仏に触れることで中和して心を整えないとダメなので。

あ、あのベストセラー「心を整える」を読んでなかったので早速Kindle版をポチりました。。。

家の中の紙を減らしたいと思い最近は電子書籍に手を出していますが簡単にポチポチ出来るのでウェイティングの書籍ばかり。

整えなければ。

2015年5月2日土曜日

マリア・シャラポワ専属の日本人トレーナーがUSLPGAに参入

「マリア・シャラポワ専属の日本人トレーナーがゴルフ界に参入」
http://news.golfdigest.co.jp/news/lpga/article/56709/1/

少し前にアンディ和田さんが紹介していたこちらの記事、ご覧になった方も多いのではないでしょうか?

フロリダIMGで錦織圭選手のトレーニング指導やマリア・シャラポワ選手のトレーナーとして活躍している日本人トレーナーの方が女子プロゴルファーのジェシカ・コルダと契約したという記事です。

記事の内容を一部抜粋しますと
-------
体のケアはもちろん大切だが、加えてトレーニングをすることによって体のバランスを整えること。しっかりと休養をとり、リカバー(回復)する大事さを覚え、総合アスリートとして1年間ツアーを戦えるようにする

『TRAINING NUTRITION RECOVERY』(トレーニング、食生活、回復)の3原則を提唱する。スポーツの種別は異なっても、トップアスリートの肉体を作るための軸となる部分は同じ

「ゴルフというスポーツに適合したトレーニングも必要ですが、『総合アスリート』としての運動と、トレーニングの大事さもあります。短期間の目標ではなく、その先を考えてメニューを作り、運動が偏らないように気をつけることが大切です。競技からどうしても溜まってしまう“体の歪み”を最低限に抑えるような運動をすることですね」
-------


一言で言うと「ゴルファーもアスレチックに」という感じでしょうか。

タイガーウッズ出現から、よりアスリートなゴルファーが有利になるようになりました。

そんな流れが女子プロゴルフ界にも来ていてアメリカ、ヨーロッパではよりアスレチックな女子ゴルファーが増えてきているようです。

カナダのブルック・ヘンダーソンなんかは17才にしてアスリートな体格と雰囲気を出していますよね。

このままでは日本と世界の差は広がる一方でしょう。

日本女子プロでは定期的に選手ミーティングというのをやっていて、メディア対応やネットリテラシーなど外部から講師を招いたりして選手教育をしたりしています。

プロ野球やJリーグでは、新人選手にメディア対応研修はもちろん栄養学、スポーツ生理学などの研修もしているようです。

ゴルフ界も運動・栄養・休養に関する教育を選手にしていくべきだと思います。


追記:
先週のサイバーエージェント惜しかったです。今週は国内メジャーのサロンパスカップです!