2015年5月30日土曜日

(続)プロゴルファーに多い首の痛み

人間のアゴの下に舌骨という不思議な骨があって、それと肩甲骨を繋ぐ肩甲舌骨筋という、「それ何で舌骨と肩甲骨を繋げる必要あんの?」という不思議な筋肉が最近気になって仕方ありません。きっと何か意味があるのでしょう。



さて、プロゴルファーって首の不調を訴える人が多いようです。



特にストレートネックだったり

アッパークロスシンドロームだったり


多い気がします。



中には去年それで長期休んだ女子プロもいますがTOS(胸郭出口症候群)で肩辺りにまで不調が出ることも。



多くのプロを含めゴルファーを見ていると、トレーニングをしっかりしている人ほどアドレスポスチャーが良いです。よりニュートラルに近い印象ですね。



普段から頭が前にいってませんか?
ゴルフはもちろん、ケータイ見てる時、テレビ見てる時、車を運転している時、ボーッとしてる時、、、



その状態だと頚椎の安定すべき所(下部頸椎)が安定しなくて、動くべき所(上部頸椎)が動かない状態になります。



目の動きも悪くなるので筋膜や回旋パターンに影響が出るかもしれません。



呼吸パターンも変化して、横隔膜が働かなくなり胸郭のバケツハンドルとポンプハンドルの動きが正常に起こらず、斜角筋や胸鎖乳突筋が常に緊張する状態に。



首と頭の境い目(後頭下)は硬くなりやすくて、アゴ下や喉の奥の筋肉(頚長筋、頭長筋、舌骨筋群)は弱くなりやすいです。



普段からアゴを引いて、耳と肩の距離をとる意識を持つ。(チンインしてネックパッキング、ショルダーパッキングしてjoint centrationを)



プランクなどの簡単なエクササイズでもどんなエクササイズ時も同様に。



特にプロゴルファーの場合は適切にエクササイズしていないと競技特異性が身体機能・耐性の許容範囲を超してしまう(その事を僕はファンクショナルゾーンを超えると言っています)ので、プリハブ(障害予防)として競技特性を打ち消すようなエクササイズをどんどん入れていくべきだと思っています。



例えばアレとかアレとかですね。



競技特異性は大事ですが、行き過ぎた競技特異性は障害発生の原因になります。
お気を付けください!

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