2012年5月2日水曜日

パフォーマンスピラミッド

昨日に引き続き、ゴルフパフォーマンスを高める「パフォーマンスピラミッド」について説明したいと思います!

ピラミッドと言ってますが家を想像してみてください。

家を立てるときはやはり土台からしっかりと作ることで頑丈な柱を立てて家を作ることが出来ます。
これはゴルフの体つくりも同じです。

ではゴルフパフォーマンスの土台は何でしょうか?

筋肉?筋力?持久力?バランス?

いいえ違います。

体が理想的なコンディションであるかなんです。

それは、「姿勢」「機能的動作」から成り立ちます。

筋力も持久力もバランスもそれらの土台が正しく機能していなければ発揮することは出来ません。

それがパフォーマンスピラミッドという考え方です。


まず「理想的パフォーマンスピラミッド」を見てみましょう!

一番下の姿勢・機能的動作が筋力・パワーを支え、さらにその上の技術を支えている状態です。
この状態は体に負担が無く怪我をしにくい状態であり、効率よく力を発揮し、安定して技術を発揮できる状態といえます。
これらのバランスが崩れていると、体に負担がかかりやすかったり、ただの馬鹿力だったり、体が柔らかいけど非力だったり、技術はあるけど体がボロボロな状態になってしまいます。

例えば、
「オーバーパワーピラミッド」

力はあるけど体が硬かったり、どこかに痛みを抱えるリスクが大きい状態です。
柱はゴツイけど土台が不安定でどこかに歪みがありそうなイメージがしますね。
野球で例えると一軍と二軍を行ったり来たりするタイプに多いのですが、ゴルフだと飛ばし屋と言われるタイプがこれに当てはまるかもしれませんね。



「アンダーパワーピラミッド」
姿勢もよく、柔軟性に優れているけどパワーに劣る。
女性に多そうなイメージですね。ゴルフにおいてはこれでも悪くはないですがもう少し筋力があったほうがいい場合が多いですね。



「アンダースキルピラミッド」
姿勢もよく機能的に動けるけど、いかんせん技術がない。あっ私のようなタイプですね(T_T)
一般的にこのタイプは少ないですが僕らスポーツトレーナーやフィットネスインストラクターはこんな感じかもしれませんね。ゴルフやるならもっと練習しろってことですね(笑)


このように人それぞれ現状どのようなピラミッドであるかを把握することで取り組むべきことが
「治療」なのか「柔軟性」なのか「筋力」なのか「技術」なのかが分かりますね。

何にしろプロでさえ一番下の土台がしっかりしていない人も多いので一般の方は殆どその土台がない状態です。

まず行うべきことは筋肉をつけることでもなく、バランス能力を高めることでもなく、瞬発力をつけることでもなく機能的に体が動く状態(構造)にコンディショニングしていくことです。

明日はその土台の「機能的に体が動く状態」とは具体的に何なのか?を説明していきます。
人間が動くには筋肉が関節を動かしたり止めたりする「てこの原理」が作用しています。

無理なく効率よく力を発揮伝達するために体がどんな状態にあるのが理想なのか?を「SM」(エスエム・・・?)で説明したいと思います。

ビシバシいきますよ~(笑)


☆ドSトレーナー江澤彬☆

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